ISBN:416767601X 文庫 大沢 在昌 文藝春秋 ¥629

探偵・佐久間公シリーズの長編第4作。

今回は、公が、かつて一世風靡して失踪した漫画家の捜索と、渋谷の若者とドラッグがらみの事件を捜査し、このふたつがみょ〜にからまっていくといった感じ。

久々の在昌ワールドをそれなりに堪能。
そして、公はクールさとクレバーさは保っていたものの、オヤジになったな〜っていう印象。

まず、マンガ界の裏&SMに関するウンチクや説明が、長すぎる!説明は、京極夏彦の専売特許かと思ってたけど(;^_^Aこれは別に公のせいじゃないけど、公のオヤジ具合とオヤジのウンチク具合がみょ〜にリンク。

こんなに説明が長いくせに、マンガ家と渋谷が交差した原因が、イマイチわからないんだよね〜?
具体的にいうと、最初に渋谷サイドの小倉がマンガの件で上京した公を新幹線のホームで待っていたのは、どういういきさつ?(雅宗が錦織に電話したってことか?)読み飛ばしていたかしら?
しかし、マンガと渋谷がこうも偶然に交差するなんて、デスデニーかもしれないけど、できすぎな感じも。

くろちゃんの満足度(満点は★5つ):★★

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