ISBN:4488597025 文庫  アン・マキャフリー 訳:赤尾 秀子 東京創元社 2004/03/23 ¥567

何となく心あたたまる、ロマンティックファンタジーです。

王女ミーアンが、イヤなヤツと結婚させられそうになったり、自分の才能を発揮させてくれない環境などに嫌気がさして、家出!
そして小さな頃の思い出の、森の中の炭焼き小屋で新しい生活を始めようとします。

お城でかわいがられて育った王女が、ぼろぼろの炭焼き小屋に手を焼いていたところに、不思議な少年ウィスプが登場。
二人は、お互いの才能を生かし、仲良く暮らすようになります。

やがて、王女を探しにきた追っ手が迫り・・・。

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二人が森の中で暮らす生活が、とってもサバイブで、ワクワクする物語でもありました。

また、この世界の人間は、誰もが特種な才能ともいえる天賜(ギフト)を持っています。ミーアンの場合は、植物を育てたり、人を癒すのが天賜。

誰もが強い天賜を持っているわけではありませんが、そういった場合は、家族などとお互い少しずつ天賜を補い合いながら、暮らしていきます。
これってファンタジーの中だけではなく、現実の世界でも行われていることですよね。
森の中の生活といい天賜といい、妙に本質をついているようなところがあり、大事なことを思い出したような気分にさせられました。

くろちゃんの満足度(満点は★5つ):★★☆

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