夜明けのヴァンパイア
2004年5月5日 読書
ISBN:415040464X 文庫 アン・ライス 訳:田村 隆一 早川書房 1987/09 ¥882
映画「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」の原作。
下記「満月と血とキスと」で“アン・ライス効果で、ニューオリンズがヴァンパイアの聖地のごとくなっている”と書かれていたのと、以前アン・ライスのヴァンパイア・クロニクルシリーズの「パンドラ、真紅の夢」を読んだので、いつか読もうと思っていた一冊です。
映画はかなり前に見ていたんだけど、すっかり内容忘れてました。トム・クルーズがカッコよかったのぐらいしか、覚えてない〜(;^_^A
内容は、1791年にニューオリンズでヴァンパイアになったルイの人生を現代の記者がインタビューしているというもの。
当時農場主であったルイは25歳の時に、レスタトというヴァンパイアから殺されヴァンパイアにされます。その後、レスタトはクロウディアという少女をもヴァンパイアにし、3人で暮らします。
様々な軋轢や葛藤の末、クロウディアがレスタトを殺し、ルイと共に他のヴァンパイア仲間を求め、ヨーロッパに渡ります。
旅の末、とうとうパリで念願のヴァンパイア仲間に会え、ヴァンパイア社会を発見しましたが、それは二人が求めていたようなものではありませんでした。そして・・・。
概要はこんな感じですが、全般に渡って、ルイの人間性をふっきれない感情や悪や善についての考えが、びっしり書かれています。もーそれはウジウジしていて、行動力もなくて、イライラ!!
ただし、ウジウジと考える探究心こそが、不老不死とされているヴァンパイアを精神的に支えている何からしいんです。
精神的に老いてしまったヴァンパイアは、どうやら不老不死ではなくなるらしいから・・・。
そりゃー、夜しか動けなくて、夜な夜な誰かを襲い=食事し、それが永遠と続く。どこか旅行するにも、棺を抱えて行かなきゃならないし。何か探究し続けたり、目的がないと、やってらんないかもしれませんね。
人間らしさを失いつつも、そういうところがみょ〜に人間くさいヴァンパイアに、ちょっぴり好感を持ちました。
くろちゃんの満足度(満点は★5つ):★★★
映画「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」の原作。
下記「満月と血とキスと」で“アン・ライス効果で、ニューオリンズがヴァンパイアの聖地のごとくなっている”と書かれていたのと、以前アン・ライスのヴァンパイア・クロニクルシリーズの「パンドラ、真紅の夢」を読んだので、いつか読もうと思っていた一冊です。
映画はかなり前に見ていたんだけど、すっかり内容忘れてました。トム・クルーズがカッコよかったのぐらいしか、覚えてない〜(;^_^A
内容は、1791年にニューオリンズでヴァンパイアになったルイの人生を現代の記者がインタビューしているというもの。
当時農場主であったルイは25歳の時に、レスタトというヴァンパイアから殺されヴァンパイアにされます。その後、レスタトはクロウディアという少女をもヴァンパイアにし、3人で暮らします。
様々な軋轢や葛藤の末、クロウディアがレスタトを殺し、ルイと共に他のヴァンパイア仲間を求め、ヨーロッパに渡ります。
旅の末、とうとうパリで念願のヴァンパイア仲間に会え、ヴァンパイア社会を発見しましたが、それは二人が求めていたようなものではありませんでした。そして・・・。
概要はこんな感じですが、全般に渡って、ルイの人間性をふっきれない感情や悪や善についての考えが、びっしり書かれています。もーそれはウジウジしていて、行動力もなくて、イライラ!!
ただし、ウジウジと考える探究心こそが、不老不死とされているヴァンパイアを精神的に支えている何からしいんです。
精神的に老いてしまったヴァンパイアは、どうやら不老不死ではなくなるらしいから・・・。
そりゃー、夜しか動けなくて、夜な夜な誰かを襲い=食事し、それが永遠と続く。どこか旅行するにも、棺を抱えて行かなきゃならないし。何か探究し続けたり、目的がないと、やってらんないかもしれませんね。
人間らしさを失いつつも、そういうところがみょ〜に人間くさいヴァンパイアに、ちょっぴり好感を持ちました。
くろちゃんの満足度(満点は★5つ):★★★
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