ISBN:4094037918 文庫 松岡 圭祐 小学館 2004/05 ¥630

松岡圭祐のカウンセラーシリーズ、催眠の嵯峨、千里眼の岬みゆきに続く、第3のカウンセラー・一ノ瀬恵梨香の登場です!

内閣情報調査室に勤務する宇崎は、とある事件を通して、ギャル系ファッション&ブランド大好きな臨床心理士・恵梨香と知り合います。外見だけみると、ただのミーハーな女の子に見えますが、宇崎は恵梨香の臨床心理士としての腕と鋭さに、驚愕します。

そしてその翌日、関東を沈没させてしまうかもしれないような威力をもった爆弾をしかけたというビデオが、内調に届き、大混乱。宇崎は、恵梨香に協力を求めます。

しかし、恵梨香の外見や態度から誤解を呼び、何事もスムーズに進みません。爆弾爆発まで間がないのに、どーする宇崎&恵梨香!

*****

最初、恵梨香は、外見はチャラチャラしているけど、臨床心理士としての才能を見せつけ&たたきつけ、きっと大活躍して、事件が解決するんだろーなーと思ってましたが、それは岬みゆきのオカブでした^^;

恵梨香は気が強くて、行動もめちゃくちゃだけど、案外モロい面も持っていて、全然岬みゆきの足下にも及びません。
内調及びに親方日の丸サイドがオロオロしてたとき、「さっさと岬みゆきを呼べ!」と何度思ったか・・・。
ここのパラレルワールドは不便なのね〜^^;

確かに新たなカウンセラー登場で、それなりの視点もあって、成長の物語でもあったけど、あまりにも岬みゆきが強烈すぎて、ちょっとフラストレーションがたまる作品でした。

くろちゃんの満足度(満点は★5つ):★★★

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