ISBN:4062747839 文庫 藤木 稟 講談社 2004/06 ¥880
近未来のアメリカ。空気は汚れ、遺伝子操作はあたりまえ、幻覚病なる病気が横行し、タブレットという情報テクノロジーがなくてはならない世界にて、ある不可思議な連続殺人事件が発生。
捜査を始めたFBI捜査官であり生まれつきエリートの因子を持つカトラー、空手の名手オカザキ、突撃レポーターの鳴海などが、次第に謎のソフト・ゴスペルや秘密の研究、宗教や人類の謎にまでせまっていく。
*****
まずは近未来の社会のハイテク社会っていう設定が、心おどりましたね。
ハイテクになりすぎた社会では、エリート達は家から一歩も出ずに仕事をこなし、それ以外の大多数はスラムという地域に隔離されています。
そもそも、エリートになるには、ある程度遺伝子操作がされている人間しかなれなくて、そんな人間の中からも幻覚病という病気が横行し、さらにそれを押さえるためのタブレットを飲む。。。
スラムに住む人間は、あるウィルスをうめこまれ、腐ったものでもなんでも食べれるようになり、その人糞はエネルギーとして還元されています。
人間の身体まで、今とはまるで違ってきているところが、うっへ〜。
そんな中でも、同棲中の彼と結婚や子づくりについて悩んでいたり、子どもや友だちを思う心がちらほら見えるところが、とても快いものに見えました。
本筋としては殺人事件をきっかけに、ハイテク世界経由、オカルトや宗教、人類の謎にせまっていき、ひじょーにドキドキな展開ですが、ひっぱりにひっぱっておいて、最後のオチがなにがなにやら、全然わかんない。
抽象的すぎて、私には理解不可能だったよ。
くろちゃんの満足度(満点は★5つ):★★☆
近未来のアメリカ。空気は汚れ、遺伝子操作はあたりまえ、幻覚病なる病気が横行し、タブレットという情報テクノロジーがなくてはならない世界にて、ある不可思議な連続殺人事件が発生。
捜査を始めたFBI捜査官であり生まれつきエリートの因子を持つカトラー、空手の名手オカザキ、突撃レポーターの鳴海などが、次第に謎のソフト・ゴスペルや秘密の研究、宗教や人類の謎にまでせまっていく。
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まずは近未来の社会のハイテク社会っていう設定が、心おどりましたね。
ハイテクになりすぎた社会では、エリート達は家から一歩も出ずに仕事をこなし、それ以外の大多数はスラムという地域に隔離されています。
そもそも、エリートになるには、ある程度遺伝子操作がされている人間しかなれなくて、そんな人間の中からも幻覚病という病気が横行し、さらにそれを押さえるためのタブレットを飲む。。。
スラムに住む人間は、あるウィルスをうめこまれ、腐ったものでもなんでも食べれるようになり、その人糞はエネルギーとして還元されています。
人間の身体まで、今とはまるで違ってきているところが、うっへ〜。
そんな中でも、同棲中の彼と結婚や子づくりについて悩んでいたり、子どもや友だちを思う心がちらほら見えるところが、とても快いものに見えました。
本筋としては殺人事件をきっかけに、ハイテク世界経由、オカルトや宗教、人類の謎にせまっていき、ひじょーにドキドキな展開ですが、ひっぱりにひっぱっておいて、最後のオチがなにがなにやら、全然わかんない。
抽象的すぎて、私には理解不可能だったよ。
くろちゃんの満足度(満点は★5つ):★★☆
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