ISBN:4104711012 単行本 柴田 よしき 新潮社 2004/10/21 ¥1,470

とある企業に勤める37歳独身女性・翔子は、ばりばり(死語)のキャリアウーマン(死語)。
でも周りからはお局扱いされ、上司からも部下からも一線をひかれた状態に、キレそうになり、オーストラリアのケアンズに旅に出た。

そこには、やっぱり疲れたツアコン・愛実、さらに同じツアーに一人で参加している女性・嶺奈がいて、この3人がある事件をきかっけに友だちになる。

翔子を中心にこの3人の一生懸命働く女性のホンネが書かれた、一冊です。
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この本もまた、ある縁があって手にとってみた本です。
同じ作家の「Close up you」は主婦生活のホンネみたいなものが書かれていましたが、今度は働く女性のホンネ。こっちのほうが、私にとって身近な題材なだけに、もしかしたらリアリティありすぎで興醒めかな?と思ったけど、案外そんなことなかったです。

ふつうのOL同士のグチの言い合いの、スケールがデカい版といった感じでしょうか?

翔子のすばらしいと思ったところは、最後に恋人ちっくになった部下を海外勤務に自らが判を押し、送りだすところです。
さみしいヤツなのに、さらにさみしくなっちゃうじゃんか〜。
でもそれぐらいのヤツじゃないと、男社会の会社でわたりあっていけないんだろーなー。

くろちゃんの満足度(満点は★5つ):★★★

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