ISBN:4594014275 文庫 F.P.ウィルソン 訳:白石 朗 扶桑社 1994/05 ¥530

マンハッタンのホテルから、看護婦をしていた女性・ケリーが身を投げた。ケリーの双児の妹カーラがマンハッタンにかけつけたが、ケリーが夜毎男漁りをした上に死んだことがわかった。

カーラはまじめなケリーがそんなことをしていたとは信じられずに、いろいろ調べた結果、ケリーが精神科医のゲイツのところに通っていることが判明し、ケリーが二重人格だったと言われた。しかも、双児の妹であるカーラも同じトラウマをかかえていることから、二重人格である可能性があるという。

カーラは自分が二重人格であることを確かめるためにゲイツから催眠術を受けるが、それ以降、記憶にない奇妙な行動をとりはじめる。

しかし、どうやらカーラは二重人格などではなく、眠っている間になんらかの方法でゲイツにあやつられているのではないか?という疑問が浮上・・・。

カーラは自分の人生を取り戻すことができるのだろうか!?
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すっかりゲイツが犯人かと思ったら、さらに驚愕の事実がありました〜!びっくり!

それにしても、悪魔に憑かれたわけじゃなくても、他の人格にあやつられて行動しちゃうなんて、ほんと困る。
カーラやケリーなんて、寝ているうちにあやつられて、夜毎男をあさりにいくなんて、絶対赤面ものどころの話じゃないすよ。その間におかした犯罪は、全部自分がとらなきゃなんないしさー。

カーラが、「どうせ人をあやつる力があるのなら、もっといいことに使えばいいのに」って言ってたけど、ほんとだよ。
あやつっていた人物は、倫理観はともかく、すごいIQとすごいお金の持ち主だったので、なんだってできたはず。
さらに、カーラはすごい美人なんだから、この2つが合わされば、かなり何でもできるんじゃないかな〜?

それにしても、今回の話の結末は、やっぱり私の好きな愛が勝つ物語でした。すっきり。

くろちゃんの満足度(満点は★5つ):★★★

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