猫は密室でジャンプする
2004年12月23日 読書
ISBN:4334737978 文庫 柴田 よしき 光文社 2004/12/10 ¥620
なんちゃってクロネコの「正太郎」シリーズの短編連作集。
ミステリー作家の桜川ひとみの飼い猫・正太郎の特技は、推理。実はネコはネコや他の動物と意志の疎通(会話?)をはかることができ、正太郎がそのコネクションと明解な推理で事件を解決していく物語。
今回の短編集では、正太郎の視点で直接事件を解決していく物語と、人間の視点で正太郎が事件を解決する物語が交互におさめられています。
「愛するSへの鎮魂歌」 (人間サイドの物語)
作家・桜川ひとみをストーカーする男の物語。その男の野望を、最後の最後に正太郎が、トンチキに阻止。
「正太郎とグルメな午後の事件」(正太郎サイドの物語)
桜川ひとみが雑誌の京都・グルメページの対談に、同じ作家の先輩で正太郎のモトの飼い主・浅間寺と共に参加。偶然起きた事件を正太郎と浅間寺の飼い犬サスケと共に解決。
「光る爪」(人間サイドの物語)
不倫をしていた妻が、ある殺人事件にかかわる。
最後の最後に正太郎が、ひょうたんからコマ。
「正太郎と花柄死紋の冒険」(正太郎サイドの物語)
正太郎のマンションにて、ネコの死体が発見された。
マンションの飼い猫&犬たちが、捜査に乗り出す。
そして、驚愕の事件が!
「ジングルベル」(人間サイドの物語)
クリスマスを寂しく過ごさないために奔走するOLの物語。
最後にまたまた正太郎が、トンチキに事実をアバく!
「正太郎と田舎の事件」(正太郎サイドの物語)
桜川ひとみと浅間寺、正太郎が、
作家仲間の実家の家に訪問したところ、殺人事件が発生!
--------------------------
この本もある縁があって、読んでみました。
いや、元々柴田よしきさんファンではあるんですが、
最近あまり推理小説は読まなくなったのと、
猫が探偵ってどうよ?って気がして、
なかなか触手が動かなかったんです。
ネコと人間って基本的に言葉のやり取りができないわけだから、
ネコがあざやかに事件を解決っていっても、途中イライラが高まったり、
「ホントかよ?」とか思って、なかなか楽しめない。
思いっきりファンタジーやSFになっちゃえば、
意志の疎通ができるって設定なので、楽しめるんだけどねー。
でも「正太郎」は案外、ネコ探偵でもイケました。
動物仲間の犬のサスケや猫のレオなどとのやりとりも絶妙だったし、
桜川のキャラも笑えたし、浅間寺のおっさんもなかなかナイスだった!
いつか長篇も読んでみようかな??
くろちゃんの満足度(満点は★5つ):★★★
なんちゃってクロネコの「正太郎」シリーズの短編連作集。
ミステリー作家の桜川ひとみの飼い猫・正太郎の特技は、推理。実はネコはネコや他の動物と意志の疎通(会話?)をはかることができ、正太郎がそのコネクションと明解な推理で事件を解決していく物語。
今回の短編集では、正太郎の視点で直接事件を解決していく物語と、人間の視点で正太郎が事件を解決する物語が交互におさめられています。
「愛するSへの鎮魂歌」 (人間サイドの物語)
作家・桜川ひとみをストーカーする男の物語。その男の野望を、最後の最後に正太郎が、トンチキに阻止。
「正太郎とグルメな午後の事件」(正太郎サイドの物語)
桜川ひとみが雑誌の京都・グルメページの対談に、同じ作家の先輩で正太郎のモトの飼い主・浅間寺と共に参加。偶然起きた事件を正太郎と浅間寺の飼い犬サスケと共に解決。
「光る爪」(人間サイドの物語)
不倫をしていた妻が、ある殺人事件にかかわる。
最後の最後に正太郎が、ひょうたんからコマ。
「正太郎と花柄死紋の冒険」(正太郎サイドの物語)
正太郎のマンションにて、ネコの死体が発見された。
マンションの飼い猫&犬たちが、捜査に乗り出す。
そして、驚愕の事件が!
「ジングルベル」(人間サイドの物語)
クリスマスを寂しく過ごさないために奔走するOLの物語。
最後にまたまた正太郎が、トンチキに事実をアバく!
「正太郎と田舎の事件」(正太郎サイドの物語)
桜川ひとみと浅間寺、正太郎が、
作家仲間の実家の家に訪問したところ、殺人事件が発生!
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この本もある縁があって、読んでみました。
いや、元々柴田よしきさんファンではあるんですが、
最近あまり推理小説は読まなくなったのと、
猫が探偵ってどうよ?って気がして、
なかなか触手が動かなかったんです。
ネコと人間って基本的に言葉のやり取りができないわけだから、
ネコがあざやかに事件を解決っていっても、途中イライラが高まったり、
「ホントかよ?」とか思って、なかなか楽しめない。
思いっきりファンタジーやSFになっちゃえば、
意志の疎通ができるって設定なので、楽しめるんだけどねー。
でも「正太郎」は案外、ネコ探偵でもイケました。
動物仲間の犬のサスケや猫のレオなどとのやりとりも絶妙だったし、
桜川のキャラも笑えたし、浅間寺のおっさんもなかなかナイスだった!
いつか長篇も読んでみようかな??
くろちゃんの満足度(満点は★5つ):★★★
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