千里眼の死角

2005年1月1日 読書
ISBN:4094037926 文庫 松岡 圭祐 小学館 2004/07 ¥730

千里眼とよばれる臨床心理士であり、元航空自衛隊のパイロットでもあった岬美由紀のシリーズ。

世界各地で、不可解な人体発火事件が起きていた。

そんなときに催眠でおなじみの臨床心理士・嵯峨が、シンポジウムでイギリスを訪れていたときに、王室のシンシア妃の緊急カウンセリングを行うよう要請される。

シンシア妃は命を狙われていると思っており、混乱状態だったが、実際に命を狙われており、あやうく人体発火のえじきになりそうになったが、嵯峨がそれを阻止。

そして、お馴染み岬美由紀の登場!

この人体発火は国際的な陰謀であり、世界はとんでもない危機にさらされる。
スーパーヒロイン岬美由紀は、この陰謀を打ち砕くことができるのだろうか!?
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え〜と、岬美由紀は、今回もあばれてくれました!
でも、いつもと違うのは、美由紀の心理的な弱点をつかれ、あやうく宿敵メフィストコンサルティングに新しいトップにやられそうになる!!ってこと。

そんで、今までメフィストコンサルティングで、美由紀の敵であったダビデが会社をリストラされ、美由紀サイドについた(?)のもビックリ!!!

そんでもっとビックリなのが、今までウジウジしていた嵯峨が、なんともたのもしく成長しているところ!!

もっともっとビックリなのが、いままでにないぐらい世界が危機にさらされること。松岡さん、気持ちいいぐらいビシバシ壊してくれます^^;

今まで美由紀のスーパーヒロインぶりが、とっても小気味いい作品でしたが、今回はそれだけに終わらない深さのようなものを感じました。

ハイテクについても、とっても興味深く読みました。

くろちゃんの満足度(満点は★5つ):★★★

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