| メイン |
ISBN:4102017011 文庫 デフォー 訳:吉田 健一 新潮社 1951/05 ¥540
英国人ロビンソン・クルーソーは、他国での生活を夢見て、自国を船で飛び出し、まずはアフリカに向かった。
そしてアフリカで捕虜になり、何年か過ごした後、命からがら抜け出し、ある船に助けられる。
その後、助けてくれた船長のはからいでブラジルに渡り、農場を経営しはじめたが、奴隷を買いに船出したところ、船が遭難し、一人無人島に流されることに。
そして、その無人島での28年に渡るサバイバル生活が待っていた・・・。
-------------------
おなじみ、サバイバルものの古典ともいわれる作品です。
サバイバルものは好きなんですが、なぜか読んだことがなかったので、ちょっと読んでみました。
ロビンソンの無人島での生活は、なんとも創意工夫にあふれ、さすがはスゲーや!と思わせるものがありました。
とくに野生のヤギを家畜にするところや、土器を作るところなんか、楽しんで読めました。
しかし、28年とはなんとも長過ぎる!何かやるにも年単位でやるもんだから、苦労のスケールがデカすぎて、実感しにくいんだよね〜。
あとやっぱり一人っきりだと、精神論のようなものに話がいき、宗教心にかなりのページがさかれているんだけど、キリスト教(プロテスタント?)って、イマイチわからない部分が多いかも。
ただ、宗教によってロビンソンの気持ちが救われたのはよくわかったけど。基本的に無神論者に近い日本人だったら、どんな感じになっていくんだろうな??と思いました。
私が大好きな「15少年漂流記」のほうが、一人で漂流したのではないので、話の広がり方が面白かったです。
そんで、さいとうたかをの「サバイバル」で、主人公の少年が無人島で「ロビンソン漂流記」にちなんでフクロウに「フライデー」という名前をつけるエピソードがありましたが、やっとその意味もわかりましたよー。
本家本元のフライデーは、人間でしたけど^^;しかも人食い人種の部族の一人。
フライデーは、ロビンソンの島で、あやうく他部族から食われそうになっていたところ、ロビンソンに救われ、深い忠誠心を感じるようになります。フライデーは、自分の島に帰れる手段を見つけましたが、ロビンソンと一緒でなければ帰らないと言い、しまいにはロビンソンがイギリスに帰れることになったときに、一緒に着いてきてしまいます。
いくらロビンソンに命の恩義を感じているからといって、ふつう一度ぐらい帰れよ〜とか思いますが、とにかく極端。その他にも、リスボンの船長やイギリスの未亡人など、ロビンソンに無償の友情を捧げる人善良な人が何人か出てきます。
基本的にメインは無人島だからあまり人は出てきませんが、出てくる人たちは悪者もいるけれど、良い人はとことん良い人であるところが、なんかいい時代だったんだな〜とか思いました。
くろちゃんの満足度(満点は★5つ):★★★
英国人ロビンソン・クルーソーは、他国での生活を夢見て、自国を船で飛び出し、まずはアフリカに向かった。
そしてアフリカで捕虜になり、何年か過ごした後、命からがら抜け出し、ある船に助けられる。
その後、助けてくれた船長のはからいでブラジルに渡り、農場を経営しはじめたが、奴隷を買いに船出したところ、船が遭難し、一人無人島に流されることに。
そして、その無人島での28年に渡るサバイバル生活が待っていた・・・。
-------------------
おなじみ、サバイバルものの古典ともいわれる作品です。
サバイバルものは好きなんですが、なぜか読んだことがなかったので、ちょっと読んでみました。
ロビンソンの無人島での生活は、なんとも創意工夫にあふれ、さすがはスゲーや!と思わせるものがありました。
とくに野生のヤギを家畜にするところや、土器を作るところなんか、楽しんで読めました。
しかし、28年とはなんとも長過ぎる!何かやるにも年単位でやるもんだから、苦労のスケールがデカすぎて、実感しにくいんだよね〜。
あとやっぱり一人っきりだと、精神論のようなものに話がいき、宗教心にかなりのページがさかれているんだけど、キリスト教(プロテスタント?)って、イマイチわからない部分が多いかも。
ただ、宗教によってロビンソンの気持ちが救われたのはよくわかったけど。基本的に無神論者に近い日本人だったら、どんな感じになっていくんだろうな??と思いました。
私が大好きな「15少年漂流記」のほうが、一人で漂流したのではないので、話の広がり方が面白かったです。
そんで、さいとうたかをの「サバイバル」で、主人公の少年が無人島で「ロビンソン漂流記」にちなんでフクロウに「フライデー」という名前をつけるエピソードがありましたが、やっとその意味もわかりましたよー。
本家本元のフライデーは、人間でしたけど^^;しかも人食い人種の部族の一人。
フライデーは、ロビンソンの島で、あやうく他部族から食われそうになっていたところ、ロビンソンに救われ、深い忠誠心を感じるようになります。フライデーは、自分の島に帰れる手段を見つけましたが、ロビンソンと一緒でなければ帰らないと言い、しまいにはロビンソンがイギリスに帰れることになったときに、一緒に着いてきてしまいます。
いくらロビンソンに命の恩義を感じているからといって、ふつう一度ぐらい帰れよ〜とか思いますが、とにかく極端。その他にも、リスボンの船長やイギリスの未亡人など、ロビンソンに無償の友情を捧げる人善良な人が何人か出てきます。
基本的にメインは無人島だからあまり人は出てきませんが、出てくる人たちは悪者もいるけれど、良い人はとことん良い人であるところが、なんかいい時代だったんだな〜とか思いました。
くろちゃんの満足度(満点は★5つ):★★★
| メイン |
コメント